数日前、新聞で見た「夢の机」の実現のお話。
この机は、じつはうちの研究室向きなのではないか、と思う。
おそらく、収納スペースには、電子工作キットが入っていて、
使うときにだけ、アイロン台がひき出せて、ちゃんと本もしまって、というような
かんじになるんだろうと思う。
素晴らしい!!
「書斎」や「食事」を前提とした机というのは、世の中にいっぱいあるけれども、
それ以外の用途のための机、例えば、「ものをつくること」を前提とした机というのは、
じつはほとんどないのかもしれない。
特筆すべきは、「夢の机」の背後にあること、だと思う。
中原が想定した、「女性は美しくあるべき、美しい生活をすべき」という価値観。
そして、「そのような生活をするには、自分たちで作らなければならない(作らざるを得ない)」
という時代背景。
ファッションデザインは、”職業”デザイナーがすること当たり前、な現代において、
”ファッショナブルなものをつくる”ということが、
普通の生活の、身近なところに存在し、自分自身の手で作っていたこと、
そして、そのためのツールとして「夢の机」が考えられていたことは、非常に興味深い、と思う。
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http://blog.excite.co.jp/i-product/4281019より
昭和20年代から活躍したデザイナー・画家の中原淳一。50代以上の人には懐かしい名前だし、若い世代にもそのレトロ感あふれる作風は再注目されている。
目のくりくりした女性のイラストが有名だが、実はファッション、インテリア、食生活まで、当時の日本の暮らしに新しい提案をした異才の人で、中原がエディターとして主宰した雑誌「それいゆ」は企画、執筆、アートディレクションから、誌面構成までを手がけ、当時の女性に絶大な影響を与えた。今で言う、ライフスタイル誌だった。
その「それいゆ」誌上で昭和24年に中原がイラストで発表した夢の机が、58年ぶりに商品化される。
敗戦後、まだ充分ではない住居事情の中では、女性が自分の部屋を持つと言うことは夢のようなことだった。その時に、「もしあなたが自分の部屋を持つことができるようになったら、こんな机はどうだろうか」と中原は考え、この机があれば女性が家でしたいと思うことのすべてをすることができる机をデザインしたのだ。
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